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琥珀のモルト色をした村(コッツウォルズ)◆イギリス周遊③

 2013-09-24
角1 角2 角3

さて、イギリスの続き。このコッツウォルズ、湖水地方・エジンバラと並んで、
今回の旅で最も行ってみたかったエリアだ。
TV番組やガイドブックでも取り上げられ、
「イギリスで一番美しい村」とまで言われる集落がある所。
でも少しずつ湧き上がってくる期待感を刺激するのは、案外1行のフレーズだったりする。
僕自身がコピーライターでもある為か、この1行の言葉の大きさに敏感で、
自分自身も突き動かされる。そのフレーズがこれだ。

『ハチミツ色をした村、コッツウォルズ』。

・・・これだけだ。
これだけなんだけど、この1行で様々なインスピレーションが湧き上がってくる。
ハチミツ色って、実際見てみてどんな色なんだろう。。
この想像力って、写真を見て膨らます想像力と違って、とても感覚的なような気がする。
何よりも、この「ハチミツ色」という言葉の響きがいい。
何百年も前から何も変わっていないこの集落の、
オトギ話に出てきそうな甘酸っぱい可愛らしさをも表出している。


01

そしてとにかく簡潔だ。余計な尾ヒレを全て取っ払ったが為に、
逆にナイフの切っ先のようにリアルに印象に残るのだ。
コッツウォルズに向かう道中で、僕はこの「ハチミツ色」を、
頭の中で何度もリフレインしていた気がする(笑)

02

例えば、今僕が行ってみたい旅の地って、必ずこの魅力的な短いフレーズが存在する。
『太陽の海岸、コスタ・デル・ソル』、『天空の鏡、ウユニ塩湖』、
『失われた世界、ギアナ高地』等など。。
言葉は分かりやすくシンプルであればあるほどイメージが膨らみ、
そのフレーズは独り歩きを始め、強い印象を焼き付けるのだ。
これは俳句の世界にも通じるのかもしれない。

余談だけど、僕がプロデュースするジープ島も持っている。
『Water Planet 水の惑星、ジープアイランド』だ。

03

で、実際にこの地を歩いてみると、そのやや黄味を帯びた古い石造りの家々が、
その潜在的イメージを伴なって、より強烈な印象を持って迫ってくる。
この石はライムストーンといって、この地方で採れる石。
そしてほとんど全ての家や塀までもが、この石で造られている。
短い旅だったので、コッツウォルズのほんの一部の集落(ボートン・オン・ザ・ウォーター)
しか見る事が出来なかったのだけど、
この地方がこれほどまでに人々を魅了する、その片鱗だけは感じ取る事が出来た。

04

そして、この地は秋の黄葉の頃に来たら、もっともっと素敵だろうと思った。
それも出来たらフッとパスを歩いて、数日かけて村から村へと渡っていきたい。
朝日・夕日のちょっと黄味を帯びた光。
その斜光を浴びた万華鏡のような色彩のハーモニーの中を。


05

ただこのブログ、既成の「ハチミツ色」で終わったのでは僕が書く意味がない。
もう既に様々な紀行本も出てるし、詳しくこの地を紹介した本も沢山ある。
そんな中で帰ってきてイメージを膨らませている中、
もう一つこの石の色を表現する言葉が浮かび上がった。
このイギリスを語る上でなくてはならない、スコッチの「モルト」というワードだ。
そして、僕自身が大のスコッチ好きとして、この事に触れない訳にもいかない。

実は旅の準備をする時にかなり迷ったのだ。
いつもは必ず適量のスコッチ(シングルモルト)をスーツケースに忍ばせて、
旅のお供のようにたしなんでいる。
でもここは「本場」。だからこそ現地調達した方がいいのではと。
その方が旅の臨場感がグッと膨らんでくる。
でも情況は全く分からないので、備えあれば憂いなしで、持っていく事に。

06

これが大正解だった。まずイギリスは物価が高い。
驚く事に本場で買う方が5割ぐらい高いのだ。
おそらく、普通の店では観光客のオミヤゲ用として並んでいるのだろう。
住民はもっと安く手に入れられるルートを持っているんじゃないかな。

いずれにせよ、自宅に常時10本ぐらい様々なモルトが並んでいる程のモルト好き。
本来だったら絶対に蒸留所を訪ねたかった。
出来れば一番好きなアランやクライヌリッシュの。でも今回は無理。。
ならばと、エジンバラでスコッチ博物館のような所に行ってみた。
ここ、実際のスコットランドで、イギリス人にとってスコッチがどういう位置付けなのか?
それが感覚的にとてもよく分かった。

07

例えばこうだ。すぐ隣にいた4人連れの大学生ぐらいのイギリス人の女の子達。
その表情と仕草で。とても熱心に食入るように解説を聞いているのだ。
ざっくり言うと、これはもう「酒」という範疇を越えて、「伝統工芸品」に近い感覚だなと。

例を挙げると、どこそこの窯で焼いて、誰それの職人がじっくりと何年もかけて焼き上げた
珠玉の一品という感じで。だからこそ僕がはまっている訳だけど。
蒸留所には行けなかったが、何かこの「ニュアンス」に触れられただけで、
今回はとても収穫があったと思う。

08

この伝統を守って大切に造り上げてきた頑固一徹のモルト。
その琥珀色が、このハチミツ色の村と重なり合う。


09

その土地でしか採れない麦とピートと水だけで、何代にも渡って造り上げてきたモルト。
何百年も変わらず、その土地の石だけで造られた家々の村が紡ぐ日常の光景。

深くじっくりと熟成された物だけにしか訪れない、深遠なる深い味わい。。
イギリスという国の本質が、何かここにあるような気がする。


10

◇ ◇ ◇

1週ないしは2週で1編というこのブログのペース。
自分自身も楽しみながら、伝えたい事・表現したい事を、
言葉と写真でまとめるには丁度このぐらいがいい。
しかも全く新しい「ジープ島物語」というブログも近々立ち上げる為、少し忙しくなるので。

ただ、イギリスは何とか年内に終わらせたい。
来年早々、次の海外旅を考えているからだ。それは、パラオ。
僕のダイビングの原点のような地。もうかれこれ10回行ってるのだけど、
来年で17年ぶりとなる。まさに久しぶりの里帰りという訳だ。
それで今後のイギリスを、何とか以下の4編にまとめ上げようと思っている。

④伝統と破壊とロックと(エジンバラ)
⑤ワーズワースとポターに触れて(湖水地方)
⑥地下鉄に乗って街角スケッチ(ロンドン)
⑦風のように通り過ぎた街(道中)


そして「月一旅」が自分のライフスタイルなので、この合間にそれらがお邪魔する形(笑)
年内は、一宮のサーフストリート、山形の酒田・鶴岡、北九州の門司港、
兵庫・岡山・広島の山陽流れ旅などを考えている。国内もまだまだ見てみたい所が沢山だ。

更に旅の中で、人々が自分の住んでる土地を愛している事。
それを見るのもとてもいい旅の要素なのだ。
だから引越しもした事だし、たまには自分の「我が町」も登場させないとねっ☆[゜ー^]
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コメント
コピーは大事ですね!おっしゃるように一枚の写真よりも、一行があらゆる想像力を刺激することもありますよね!たしかに!と思いました(笑)
【2013/09/25 22:19】 | 若林 #- | [edit]
若林さん コメントありがとうございます^^ そう、1枚の写真も添えてある言葉によって、全然見え方も変わってくるんですよね。次回のエジンバラでは、その辺りを追求してみようと思ってます☆[゜ー^]
【2013/09/26 12:39】 | 三輪アキラ #- | [edit]
コッツウォルズ
この音の響きと実際の街の景色がピッタリですよね。
【2013/10/02 12:37】 | ベティ #- | [edit]
ベティさん コメントありがとうございます^^ ですねぇ。400年前の中世から変わらぬ景観、また訪れたい場所の一つです♪

そうそう、久しぶりにベティさんのブログも拝見しましたよ^^ 今度は僕の方でもコメント入れてみますね☆[゜ー^] 
【2013/10/02 13:45】 | 三輪アキラ #- | [edit]












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