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リスが遊びに来る緑風のCAFE◆十勝帯広&然別湖・2014年08月

 2014-08-26
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木漏れ日の下でシュワッと光が弾けて、皮膚が喜んでいるのが分かる。
エアコンなど必要のない快適な温度。
あ~、夏の北海道に来たんだなぁって、その時に一番実感できるのだ。
全ての瞬間が、そのまどろみの充足感の中に溶けていく。。

「今」に乾杯!


僕はCAFEの本質は、オープンエアにあると思っている。
もちろんインナーでもアンティークで洒落ていて、居心地のいいCAFEもたくさんある。
でもそれは、あくまで内に向かうベクトル。
「旅の途中」でその土地を肌で感じ、心を開放させるには、やはり外気に当たらなければ。

それは、林の中の緑や、海の見える潮風だったり、
道行く人を眺める町の一角であったりする。
更に、内と外が融解していくようなハイパーレトロに崩れかけたビルの片隅であったり・・・。
その中でも、グリーンシャワーを浴びれるCAFEは別格だ。
ただこれには幾つかの条件がある。

まず、カラッと晴れた陽光。肌をサラッと通り過ぎるそよ風。
心地いい緑風を運んでくれる木立。
共に喜びを分かち合える、友としての生き物達の気配。
小鳥たちの美しいさえずり。
車の音や、無粋なアナウンス等の騒音から完全に隔絶されている事。。

そして、シンプルながらセンスのいい気の利いたイスとテーブルがあって、
暑くもなく寒くもなく、自分で木漏れ日を調節して絶妙な温度に出来る事。
更に、鳥やリスなどがやってくる遊び心のあるエサ台なんかがあると、なおいい。
もちろん、ケーキやスコーンは手作りで。。

今回の帯広旅では、ガーデン巡りも楽しみの一つだった。その内の一つ「真鍋庭園」。
歴史と風格がある本格的なガーデンで、庭園としての素晴らしさもさることながら、
僕はここのCAFEがとても気に入ったのだ。まさに前述の全てが当てはまる。


もう国内の緑風の中では10本の指に数えてもいいぐらい。
残りの9本は?って、まだ決めてないけど(爆) 
ただ、富良野と軽井沢と白馬に1本ずつあるかなっ☆[゜ー^]


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さあ、さっそく中に入ってみよう。

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このガーデンは、個人の樹木生産者が運営しているという。
だからなのだろう、花と言うよりは樹木がメインだ。
夏だというのに、木々に様々な「緑色」があり、よく手入れされ、とても趣がある。

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バラに珍しいクモが乗っていた。
不思議なバランスと美しさを持つシーンだ。
昆虫好きだけど、さすがにこのクモの種名は知らないなぁ(笑)

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ハスは大好きな花。思わず見入ってしまう・・・。
「モネの睡蓮」を持ち出すまでもなく、とても内照的で絵画的だ。

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樹木だけでこの色彩!(@_@;)
とても変化と力強さのある造園デザインで、いっぺんで気に入ってしまった。

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そして形の妙。。四季折々に来てみたい。

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更に、思索を練られる落ち着きもある。

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こんな遊び心も♪

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リスがここの、もう一方の主役なのだ。
写真には撮らなかったけど、「リス横断注意」のユニークな標識があったり、
ツリーハウスがあったり、滝や展望台があったりと、なかなか演出も凝っているのだ。

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そして前述のCAFEに来た。

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その名もブルー・スプルース。日本でのエゾマツのことで、
もみの木と並んでクリスマスツリーによく使われる美しい樹木。
これもこの庭園のシンボル的存在だ。

センスのいい入り口のファサード。
インナー席もあるけど、もちろんオープンエアでコーヒーを。

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何より惹かれたのは、このリスがやってくる樹木のエサ台の遊び心と、
可愛らしいデザインだ。


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そして、さっそく♪

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動きが愛くるしいねぇ(^◇^)

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とある品のいいファミリーが、リスを見ながら、さりげなく食事をして帰っていった。
人もしっとりとこの空間に溶け込んでいく。。

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僕はまだ、もうちょっとこの空気感を味わっていたい・・・。

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静かな緑風の中で。。


ん~、何だろう?この圧倒的な充足感は。。

例えば美術館で絵を堪能した後に入るCAFEも好きだけど、
なかなか『これは!』っていう所はない。
スタイリッシュな造りはいいのだけど、クールすぎて絵との連動性が弱すぎるのだ。。
それに比べてガーデン巡りの後のCAFEがいいのは、
その現場に包み込まれるように、しっくりと馴染んでいるからだろう。
しかも陰影や奥行きのある、こんなにセンスのいいガーデンの中なのだから、
ここはなおさらだ。

前述で「10本の指に」と言ったけど、
改めて今のところ、ここを「マイフェバリットCAFE・ベスト1」にしておこう。。
頻繁に来れないのが残念だけど、ねっ(笑)
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霧でホワイトアウトした幻想の湖◆十勝帯広&然別湖・2014年08月

 2014-08-20
角1 (170x170) 角2 (170x170) 角3 (168x170)

霧がどんどんボートに迫ってくる。それは「忍び寄る気配」という感じで、
霧と言うよりも何か不思議な白い生物のように動き、さまよい出てくるのだ。
徐々に視界がホワイトスクリーンに覆われ、回りの全てが「進行形の水墨画」の中に埋没していく。。
そして完全に白以外には何も見えない、ホワイトアウトした世界の中に入った。

これだ! これが見たかったのだ!
陸上ではなく、波間に浮かぶ「夢幻域」のようなボートの上で・・・。

先日、夏休みを利用して行った北海道から戻ってきた。
日中は日差しの下に居ても心地良く、皮膚が喜んでいるのが分かるぐらい。
まさに子供の頃見た、「正しい麦藁帽子の夏」がそこにはあった。
東京はまだまだ超不快な蒸し暑さが残っているけど、たっぷりと充電してきたので、
何とかこの猛残暑を乗り切れるだろう、と(笑) 

今回は帯広での連泊を基点として、間に南大雪山に位置する然別湖に3連泊。
トータル12日間で、たっぷりと十勝という大地を堪能してきた。
感じた事、書きたい事は山のようにある。

そして昨年の夏に行ったイギリス縦断の旅と、
風土的にもとてもオーバーラップしていたのが興味深い。
似てるようで全然違う。違うようでいて、とても似ている。
その差異を感じることが面白いし、また再度イギリスを想える。

今年の夏は様々な諸事情で『定番の夏のヨーロッパ』が出来なかったけど、
この12日間で北の大地で得た「喜び」は、それに匹敵するほど大きかった。
旅のテーマは無限にある。
今は11月パラオ(他)で、久しぶりのジープ島以外の海外ダイブの線を狙っている。
それだけに、この「旅の力」で、自分自身の「内なる線」を繫ぐ探索をしていきたい。


湖に手漕ぎボートで繰り出し、静かに波間に浮かんでいる事が好きだ。
それも人工的でちっぽけな湖ではなく、原生林に囲まれた広い原始のままの。。

まずは真ん中近くまで行き、人工物を遮断し、全ての「事」から逸脱する。つかの間の仙人。
そこに霧が架かってくれたら、こんなに嬉しい事はない。
目に見える「対岸=現実」からも離れ、完璧に孤立(自立)できる。
浮かんでいる小さなボートと小さな自分。そして最小限の荷物。
まさにイメージとしての「究極の原点」に戻れる。

そこで何を感じるのか? 何が去来するのか? 何を想うのか?
そんなシンプルでライブな状況を味わえる贅沢なんて、他にはない。
「ハイパー・クールシチュエイション」の極みだ!

少なくとも遭難するわけではない。つかの間の「俗世界からの離脱」という訳。
そして再び現実世界へ、気が向いた時に自分の力だけで戻れるのだ。
それが分かっているだけに、地球が創造する真のエンターテイメントとしての「異空間」を楽しめる。
それがここ然別湖で、今回最高の形で出来たのが嬉しかった。

そんな訳で、第1弾は、シンプルに、あくまでもシンプルに。
この霧の中の「幻想世界」に、また漂っていきたい。。
水と太陽と霧と、森と緑と生き物達だけの世界の中へ・・・。

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到着した然別湖は、どんよりとした曇り空の下にあった。
ただ、スカッと晴れた湖もいいけど、こんな憂いを伴った表情も悪くはない。

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標高800m。 
北の大地でのこの標高だから、ムード的には信州の2000m級の皮膚感だ。

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さっそく手漕ぎボートで繰り出す。
この湖では、唯一「人の気配」があるのは、このほんの一部だけ。
霧がレースのカーテンのように架かっているのが面白い。

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波間に浮かぶ。。

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聞こえるのは『ポシャッ』という水の音と、鳥のさえずりだけ。

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徐々に霧が深くなってきた。

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360度見渡せる、「水墨画のライブの世界」に入っていく。

現在・過去・未来、希望・喪失・予兆、喜び・不安・黄昏、、
この瞬間に全てが走馬灯のように去来するのだ。

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この後、完全にホワイトアウトの中に入った・・・。

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霧が描くシーンは、最高の「絵画」であり「映像作品」だと思っている。

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そこには無限の奥行きと色彩があるから。。


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霧が晴れ、西の空に朱も射され、そろそろ帰る頃だ。

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その夜、湖も含め、あたり一面を再び霧が覆いつくした。

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幻のようにホテルも浮かび上がる。

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空と水面もその境目を無くし、
幻想的でありながら、ハイパー・リアルな世界に浮かんでいるようだった。。


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翌日も霧が出そうだったので、きっぱりと3時半起床。
午前4時、コバルトの空間に立つ。

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それは何時までも、時間を忘れて見入っていたいシーンだった・・・。

実はかつて高校の修学旅行で、このすぐ近くの糠平湖の近くに1泊した。
北の大地への最初の一歩だ。でもまあほとんどたいした記憶はないのだけど(笑)
ただ友人達と夜、藪を掻き分け、湖の畔に行った記憶だけが鮮明に残っている。
その時に頭上に広がった夜空で、初めて天の川を見たのだった(@_@;)
その映像は、今でもくっきりと脳裏に焼き付いている。。

今回、この湖の畔のホテルに3連泊したのだけど、夜はけっきょく曇りか雨で、
満天の星は見れなかった。ん~、残念(;>_<;)
でもまた次回にリベンジしてもいい。それだけ、フットワークの良さと可能性を感じさせる湖だった。
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