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「凄腕の野武士」、あらわる!◆十勝帯広&然別湖・2014年08月

 2014-09-10
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それは何の前触れもなく何処からか飛翔してきて、ガードレールにぶつかった。
すぐに大型の甲虫類と分かったが、飛び方からしてカミキリムシ系だ!
駆け寄ってみると、『!!!』。それは自然の状態では初めて見る種(@_@;)
でも、昔から図鑑で見ていたのですぐに分かった。
「ヒゲナガカミキリ」。ここで出会えるとは。。

僕にとっては、一生見れない種かと思っていたほど。(≧∇≦)
山の奥深くにいてなかなか見れない、神秘と憧憬の対象。

しばらくその場を立ち去るのが惜しいほど、
ずっとこの深みのある美しい造形と存在感に見とれていた・・・。


実は、最近たまたま図書館で、
『蝶ウォッチング百選』というカラー本を手にする事ができた。
そこで著者は様々な蝶を紹介し、深い愛着を持って綴っている。
その中でも、自ら付けた「ニックネーム」が驚くほど秀逸だった。

例えば誰でも知っている蝶で紹介すると、「普通のアゲハ」が【街の郵便屋】
「キアゲハ」が【高原の輝き】、更に「カラスアゲハ」は【青と緑の幻影】ときた。
素晴らしい感性! 久しぶりに感動を覚えた。

だいたい昆虫の名前って、見た目の「まんま」がほとんど。
なんの「ひねり」もなく、つまらないモノが多い。。
それ故、このニックネーム(カンムリ)にはとても共感する。
もうこれだけでインスピレーションが大きく広がっていくからだ。

例えば、僕は格闘技大好き人間(特にプロレス)なのだけど、
ここにも「この法則」ってあるよね。

【燃える闘魂】 「アントニオ猪木」っていう不動の名フレーズがあるけど、
それ以外にも秀逸なレスラーのニックネームは沢山ある。
その中で、しいて3つ挙げるとすると、、

【狂乱の貴公子】 「リックフレア」。もうこれがダントツ!
貴公子が狂乱するのだよ! 狂乱!!(爆)
【人間山脈】 「アンドレザジャイアント」もいいよねぇ。
アンドレにはもう一つ、古館一郎が実況席で生み出した【一人民族大移動】も良かったなぁ。
それと【不沈艦】 「スタンハンセン」なんてのも、正攻法だけど振るってるよねっ。

要は、そのフレーズだけでキャラをしっかりと表現できること。
それによってイメージがどんどん膨らんでいくものがいい。


話がやや逸れたが、今回はまた然別湖に戻って、
そこで出会った昆虫達にもスポットを当ててみよう。

実はこの地では、一つ絶対に行きたかった所があった。
それは「東雲湖」。然別湖からトレッキングで片道90分ほどの所にある小さな湖。
ここは日本の秘境100選の一つで、支笏湖近くのオコタンペ湖、
阿寒のオンネトーと共に北海道三大秘湖に数えられている。

最終日、ようやく雨が上がり、いざ! 秘境の湖へ!!

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然別湖の畔の山道を行く。
陽も少し射し、無彩色だった湖面も「青」の輝きを増す。

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ここでも充分秘境感はある。でもまだ見ぬ「三大秘湖の一つ」に想いが馳せる。

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カナディアン・カヌーのオプションを楽しむ人々。

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湖面の輝きとカヌーの青が、いいハーモニーだ。

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道すがら、足元にはこんな実を付けた草花が茂り、眼を楽しませてくれる。

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さあ、いよいよ着いた。東雲湖だ。
これより先には道が無く、残念ながら湖岸に下りる事は出来ない。。

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遠目に見るだけだけど、白樺の林が茂り、なかなかその全貌を把握する事は難しい。。
ただ、逆にどうなっているんだろう?というその秘境さは嫌がおうにも増す。

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不思議な明るさと神秘性を持ち、エメラルドの宝石のようなムードを持つ湖。
今度は無理してでも湖岸に下りてみたいな♪

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さて、さっそくこのトレッキングで見れた蝶たち。

これは「サカハチチョウ」。前述の本の著者のニックネームでは【里の美少女】
ん~、なるほどぉ。

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「クジャクチョウ」だ。ひときわ眼を引く、高原のシンボルのような蝶。
これは【芸者の舞い】。お~、そうきたかぁ!

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最後に「ベニヒカゲ」。で、 【お花畑の遊び人】。ん~、まあまあだねっ。

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前述の著書は「蝶」だけだったので、
次の甲虫類は僕がバトンタッチして名付けてみよう。
「アカハナカミキリ」。これを【花園のファンタジスタ】としてみた。

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そして、小ぶりながらもとても印象的なコガネムシを発見!
どこかで見た記憶はあるけど、こいつはキャラが立っててちょっと嬉しいねぇ♪

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名前は「スジコガネ」。これを【超合金・丸亀緑銅】とした。

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ラストは当然これ! 冒頭の「ヒゲナガカミキリ」。
この名前だけだと、ほんと味気ないよねぇ。だからこそのニックネーム!

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この堂々たる体躯。場を制する威圧感。
そして金粉をまぶしたような、渋~い美的感覚。


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で、【凄腕の野武士】。これにした。
どうです? それにしてもこの不適な面構え!(≧∇≦)

僕には、人の創ったどんな作品や造形物よりも、貴重で美しく神秘的に感じられる。
何故なら、自然が創造したものだから当然だとしても、
何よりもこれらは「生命を持っている」から☆彡


前述の本を手にして、プライベートな趣味の『昆虫(フェアリー)ウォッチング』に、
益々拍車がかかりそうだ。マイナーだ。超が付くほどマイナーだ(笑)
でも、だからこそいい。それが「アートの本質」でもあるからだ。

そしてまだまだ自らの眼では見ていない、
自然の状態で生息する「生きている宝石=幻の妖精」は数多くいる。
蝶なら、ギフチョウ、クモマツマキチョウ、ミドリシジミ。
甲虫なら、ルリボシカミキリ、オオトラフコガネ、アオアシナガハナムグリと。。

でも今回は、大物の「ヒゲナガカミキリ」に初めて出会えた事に、
まずは乾杯だ!☆[゜ー^] 
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風にそよぐ「野の花」のガーデン◆十勝帯広&然別湖・2014年08月

 2014-09-03
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何かとっても爽やかな気分になった。「ワイルドフラワー・コーナー」を見た後のこと。
そこはフラワーガーデンというよりは、
天然自然に野の花が咲いているような一角だったからだ。

『自然の状態で、あるがままにが一番美しい!』
そこからはそんな囁きと、この庭の作者の声が聞こえてくるような気がした。。


花はただ元気に花弁を開き、
その蜜は多くの生物達をいざなう。
蝶はただ優雅にその間を飛びかい、
自然界のスィートなCAFEがオープンする。

夏は夏らしく季節の頂点で喜びを表わし、
風は風らしく優しく肌を通り過ぎていく。

夏とは開放された意識のスタイル。


そう、この気分、この感覚だ!
単純なことだけど、大事なことは何時だって小難しい理屈の中にではなく、
サラッと風に吹かれる軽やかなインスピレーションの中にある。

フッとそんなことを、この庭が想い起こしてくれたのだ!


富良野と大雪、そして十勝を結ぶラインに、点々と花巡りのガーデンが連なる。
その名も「北海道ガーデン街道」。全部で8つ。(前回の真鍋庭園も)
その内の一つが、この「紫竹ガーデン」。
87歳になるおばあちゃんが25年の歳月をかけて作った庭だという。
そのパンフレットに、こういうフレーズが載っていた。

『子供の頃に遊んだ、野の花が自由に咲く庭を作りたい』

何か、とてもピンとくるものを感じたのだ。
前回の真鍋庭園とは全く違うもののような気がした。
『行ってみたい!』
でも十勝は広い。帯広の中心地から27km、車で45分。

当然チャリでの往復は無理なので、どう行こうかと・・・。
路線バスは通っていないのだ。。
レンタカーを借りる程の事はないし、
かと言って、ツアーバスで時間に拘束されゾロゾロと行きたくはない。
色々調べたら、乗り合いバスがあるという。『これだ!』

けっきょく往復ともそれで行けたのだけど、行き帰り、乗っていたのは僕だけ。
いいねぇ、このおおらかさ♪ これぞ北海道! 僕がこの土地に惚れた所以だ。
運転手さんもとっても親切な人で、
走りながら広大な畑の農作物の名前を教えてくれた(笑)

ではさっそく入ってみよう!

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ここの名物おばあちゃんの、ワンポイント・キャラクターがいいねぇ♪

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中に入って、すぐにピンと来るものがあった。
確かにここは、よくある普通のフラワーガーデンとは全く違う。
花々が自由に咲いているような設計なのだ。

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植え込みも、ただ花を種類ごとに並べている訳ではない。
人工的なわざとらしさがなく、とっても自然でナチュラルな感覚だ。

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「花々の歌」が聴こえてきそうだ。*:..。♦♫⁺♦*゚¨゚・

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ここが前述の「ワイルドフラワー・コーナー」。
まさにあるがままに、自然に自生している「原生花園」のよう。
そこに作者の意図するものが含まれ、
まさに「子供の頃遊んだ野原」が、ここに再現されている。

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しばらく、その心地良く風が通り過ぎる「場」にたたずんだ・・・。

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ガゼボでちょっと一休止。

手入れをする園芸さんに聞くと、『毎日が雑草との格闘ですわ』と。。
全部をただ抜くのではなく、なおかつECOを重視し、
除草剤も使わず、全て手作業で行っているとの事。
「雑草」という草は無く、これらもちゃんと名前を持つ「花」という認識で。
できるだけ自然の状態に近づける為に。。

そうか、だからこんなにナチュラルな造園感覚を維持できるのかぁ。

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野山を歩いていたら、偶然見つけたハスのように・・・。

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そんな中にも、「クレマティスでお洒落に」も忘れない。

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蝶たちがいるからこそ、立体的な「華」が生まれる。

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喜びに満ちた動きと、色彩の変化と共に。。

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ここでも、CAFEでちょっとお茶を♪
「自然界のスィートなCAFE」に囲まれて☆[゜ー^]

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メルヘンだねぇ。☆彡

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紫竹おばあちゃんが、ゲストと気さくに話しをしていた。

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87歳でまだまだ元気。そしてこのファッション。
この自由な発想と感覚、素晴らしい!

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何か、とてもいい風に触れた気がした。
春のチューリップ、秋の紅葉、冬の雪景色も素晴らしいという。
またここには来るだろうなぁ、おそらく☆[゜ー^]
 

このガーデンの生い立ちをもっと詳しく知りたくて、ギフトコーナーで1冊の本を購入した。
【87歳 紫竹おばあちゃん 幸せの花園】
http://shichikugarden.com/

とても素晴らしい内容だった。最近流行のガーデニングブームが訪れる遥か昔。
北海道の花咲く原野も開拓や開墾が進み、どんどん畑や牧草地に変わっていった。
その為、子供の頃に遊んだ夢のような野原が、だんだんと無くなっていった・・・。

そこでこのおばあちゃん、63歳で一念発起してこの庭作りを始めたのだ!
まだこういったガーデンが世の中に無かった時代に。。
喜びも大きいけど、苦労も絶えなかったという。。
そして25年の歳月を経て今があるのだ(@_@;)

何か爽やかな気分と同時に、
とても大切なことを、この庭と歳月が教えてくれている気がする・・・。

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リスが遊びに来る緑風のCAFE◆十勝帯広&然別湖・2014年08月

 2014-08-26
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木漏れ日の下でシュワッと光が弾けて、皮膚が喜んでいるのが分かる。
エアコンなど必要のない快適な温度。
あ~、夏の北海道に来たんだなぁって、その時に一番実感できるのだ。
全ての瞬間が、そのまどろみの充足感の中に溶けていく。。

「今」に乾杯!


僕はCAFEの本質は、オープンエアにあると思っている。
もちろんインナーでもアンティークで洒落ていて、居心地のいいCAFEもたくさんある。
でもそれは、あくまで内に向かうベクトル。
「旅の途中」でその土地を肌で感じ、心を開放させるには、やはり外気に当たらなければ。

それは、林の中の緑や、海の見える潮風だったり、
道行く人を眺める町の一角であったりする。
更に、内と外が融解していくようなハイパーレトロに崩れかけたビルの片隅であったり・・・。
その中でも、グリーンシャワーを浴びれるCAFEは別格だ。
ただこれには幾つかの条件がある。

まず、カラッと晴れた陽光。肌をサラッと通り過ぎるそよ風。
心地いい緑風を運んでくれる木立。
共に喜びを分かち合える、友としての生き物達の気配。
小鳥たちの美しいさえずり。
車の音や、無粋なアナウンス等の騒音から完全に隔絶されている事。。

そして、シンプルながらセンスのいい気の利いたイスとテーブルがあって、
暑くもなく寒くもなく、自分で木漏れ日を調節して絶妙な温度に出来る事。
更に、鳥やリスなどがやってくる遊び心のあるエサ台なんかがあると、なおいい。
もちろん、ケーキやスコーンは手作りで。。

今回の帯広旅では、ガーデン巡りも楽しみの一つだった。その内の一つ「真鍋庭園」。
歴史と風格がある本格的なガーデンで、庭園としての素晴らしさもさることながら、
僕はここのCAFEがとても気に入ったのだ。まさに前述の全てが当てはまる。


もう国内の緑風の中では10本の指に数えてもいいぐらい。
残りの9本は?って、まだ決めてないけど(爆) 
ただ、富良野と軽井沢と白馬に1本ずつあるかなっ☆[゜ー^]


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さあ、さっそく中に入ってみよう。

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このガーデンは、個人の樹木生産者が運営しているという。
だからなのだろう、花と言うよりは樹木がメインだ。
夏だというのに、木々に様々な「緑色」があり、よく手入れされ、とても趣がある。

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バラに珍しいクモが乗っていた。
不思議なバランスと美しさを持つシーンだ。
昆虫好きだけど、さすがにこのクモの種名は知らないなぁ(笑)

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ハスは大好きな花。思わず見入ってしまう・・・。
「モネの睡蓮」を持ち出すまでもなく、とても内照的で絵画的だ。

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樹木だけでこの色彩!(@_@;)
とても変化と力強さのある造園デザインで、いっぺんで気に入ってしまった。

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そして形の妙。。四季折々に来てみたい。

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更に、思索を練られる落ち着きもある。

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こんな遊び心も♪

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リスがここの、もう一方の主役なのだ。
写真には撮らなかったけど、「リス横断注意」のユニークな標識があったり、
ツリーハウスがあったり、滝や展望台があったりと、なかなか演出も凝っているのだ。

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そして前述のCAFEに来た。

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その名もブルー・スプルース。日本でのエゾマツのことで、
もみの木と並んでクリスマスツリーによく使われる美しい樹木。
これもこの庭園のシンボル的存在だ。

センスのいい入り口のファサード。
インナー席もあるけど、もちろんオープンエアでコーヒーを。

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何より惹かれたのは、このリスがやってくる樹木のエサ台の遊び心と、
可愛らしいデザインだ。


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そして、さっそく♪

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動きが愛くるしいねぇ(^◇^)

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とある品のいいファミリーが、リスを見ながら、さりげなく食事をして帰っていった。
人もしっとりとこの空間に溶け込んでいく。。

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僕はまだ、もうちょっとこの空気感を味わっていたい・・・。

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静かな緑風の中で。。


ん~、何だろう?この圧倒的な充足感は。。

例えば美術館で絵を堪能した後に入るCAFEも好きだけど、
なかなか『これは!』っていう所はない。
スタイリッシュな造りはいいのだけど、クールすぎて絵との連動性が弱すぎるのだ。。
それに比べてガーデン巡りの後のCAFEがいいのは、
その現場に包み込まれるように、しっくりと馴染んでいるからだろう。
しかも陰影や奥行きのある、こんなにセンスのいいガーデンの中なのだから、
ここはなおさらだ。

前述で「10本の指に」と言ったけど、
改めて今のところ、ここを「マイフェバリットCAFE・ベスト1」にしておこう。。
頻繁に来れないのが残念だけど、ねっ(笑)
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霧でホワイトアウトした幻想の湖◆十勝帯広&然別湖・2014年08月

 2014-08-20
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霧がどんどんボートに迫ってくる。それは「忍び寄る気配」という感じで、
霧と言うよりも何か不思議な白い生物のように動き、さまよい出てくるのだ。
徐々に視界がホワイトスクリーンに覆われ、回りの全てが「進行形の水墨画」の中に埋没していく。。
そして完全に白以外には何も見えない、ホワイトアウトした世界の中に入った。

これだ! これが見たかったのだ!
陸上ではなく、波間に浮かぶ「夢幻域」のようなボートの上で・・・。

先日、夏休みを利用して行った北海道から戻ってきた。
日中は日差しの下に居ても心地良く、皮膚が喜んでいるのが分かるぐらい。
まさに子供の頃見た、「正しい麦藁帽子の夏」がそこにはあった。
東京はまだまだ超不快な蒸し暑さが残っているけど、たっぷりと充電してきたので、
何とかこの猛残暑を乗り切れるだろう、と(笑) 

今回は帯広での連泊を基点として、間に南大雪山に位置する然別湖に3連泊。
トータル12日間で、たっぷりと十勝という大地を堪能してきた。
感じた事、書きたい事は山のようにある。

そして昨年の夏に行ったイギリス縦断の旅と、
風土的にもとてもオーバーラップしていたのが興味深い。
似てるようで全然違う。違うようでいて、とても似ている。
その差異を感じることが面白いし、また再度イギリスを想える。

今年の夏は様々な諸事情で『定番の夏のヨーロッパ』が出来なかったけど、
この12日間で北の大地で得た「喜び」は、それに匹敵するほど大きかった。
旅のテーマは無限にある。
今は11月パラオ(他)で、久しぶりのジープ島以外の海外ダイブの線を狙っている。
それだけに、この「旅の力」で、自分自身の「内なる線」を繫ぐ探索をしていきたい。


湖に手漕ぎボートで繰り出し、静かに波間に浮かんでいる事が好きだ。
それも人工的でちっぽけな湖ではなく、原生林に囲まれた広い原始のままの。。

まずは真ん中近くまで行き、人工物を遮断し、全ての「事」から逸脱する。つかの間の仙人。
そこに霧が架かってくれたら、こんなに嬉しい事はない。
目に見える「対岸=現実」からも離れ、完璧に孤立(自立)できる。
浮かんでいる小さなボートと小さな自分。そして最小限の荷物。
まさにイメージとしての「究極の原点」に戻れる。

そこで何を感じるのか? 何が去来するのか? 何を想うのか?
そんなシンプルでライブな状況を味わえる贅沢なんて、他にはない。
「ハイパー・クールシチュエイション」の極みだ!

少なくとも遭難するわけではない。つかの間の「俗世界からの離脱」という訳。
そして再び現実世界へ、気が向いた時に自分の力だけで戻れるのだ。
それが分かっているだけに、地球が創造する真のエンターテイメントとしての「異空間」を楽しめる。
それがここ然別湖で、今回最高の形で出来たのが嬉しかった。

そんな訳で、第1弾は、シンプルに、あくまでもシンプルに。
この霧の中の「幻想世界」に、また漂っていきたい。。
水と太陽と霧と、森と緑と生き物達だけの世界の中へ・・・。

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到着した然別湖は、どんよりとした曇り空の下にあった。
ただ、スカッと晴れた湖もいいけど、こんな憂いを伴った表情も悪くはない。

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標高800m。 
北の大地でのこの標高だから、ムード的には信州の2000m級の皮膚感だ。

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さっそく手漕ぎボートで繰り出す。
この湖では、唯一「人の気配」があるのは、このほんの一部だけ。
霧がレースのカーテンのように架かっているのが面白い。

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波間に浮かぶ。。

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聞こえるのは『ポシャッ』という水の音と、鳥のさえずりだけ。

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徐々に霧が深くなってきた。

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360度見渡せる、「水墨画のライブの世界」に入っていく。

現在・過去・未来、希望・喪失・予兆、喜び・不安・黄昏、、
この瞬間に全てが走馬灯のように去来するのだ。

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この後、完全にホワイトアウトの中に入った・・・。

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霧が描くシーンは、最高の「絵画」であり「映像作品」だと思っている。

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そこには無限の奥行きと色彩があるから。。


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霧が晴れ、西の空に朱も射され、そろそろ帰る頃だ。

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その夜、湖も含め、あたり一面を再び霧が覆いつくした。

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幻のようにホテルも浮かび上がる。

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空と水面もその境目を無くし、
幻想的でありながら、ハイパー・リアルな世界に浮かんでいるようだった。。


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翌日も霧が出そうだったので、きっぱりと3時半起床。
午前4時、コバルトの空間に立つ。

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それは何時までも、時間を忘れて見入っていたいシーンだった・・・。

実はかつて高校の修学旅行で、このすぐ近くの糠平湖の近くに1泊した。
北の大地への最初の一歩だ。でもまあほとんどたいした記憶はないのだけど(笑)
ただ友人達と夜、藪を掻き分け、湖の畔に行った記憶だけが鮮明に残っている。
その時に頭上に広がった夜空で、初めて天の川を見たのだった(@_@;)
その映像は、今でもくっきりと脳裏に焼き付いている。。

今回、この湖の畔のホテルに3連泊したのだけど、夜はけっきょく曇りか雨で、
満天の星は見れなかった。ん~、残念(;>_<;)
でもまた次回にリベンジしてもいい。それだけ、フットワークの良さと可能性を感じさせる湖だった。
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