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町屋カフェと和紙アートの世界◆岐阜&美濃・2014年2月

 2014-03-20
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前回の続き。郡上では町屋を改装した「下町バル」に触れ、
『古いものと新しいものとの融合。今、そこにとても惹かれる。』
と記したが、もうこれは僕の旅のテーマの一つになった感がある。

マイブームであると同時に、どうやらこれは今のトレンドでもあるようだ。

町屋や古民家、蔵や倉庫を改装して、続々とお洒落なカフェやショップが誕生している。
とても興味深いし、いい流れだと思う。
歴史のある建物や空間の中には、その長い時間を費やしてきた、
何ともいえない趣があるからだろう。
こればっかりは、
いくらソレっぽく今風に新しく店を造ったとしても、絶対に出せない「味」だからだ。

ふと思えば、僕が学生だった頃からその潮流はあった。
例えば品川のウォーターフロント。
昔の古びた倉庫を改装して、ユニークなお店が出来始めていた。
当時は、デザイナーやイラストレーター、スタイリストやカメラマンなどの
横文字商売のスノッブな人種が主なターゲットだった。
でも今は、それが一般人をも巻き込むトレンドになってきている。
これも時代の流れ。昭和の文化を楽しむ、レトロブームでもあるしねっ☆[゜ー^]

で、今回は郡上から岐阜市へ渡り、そして最後を美濃市で締めた。
ここでも様々な場所を訪れたけど、
やはり上記の部分をメインに据えて語っていこうと思う。

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金華山に登り、眼下に長良川と岐阜市を望む。
けっこう歩いた。バスにも乗った。一日あれば土地勘も芽生える。
しかも1年ほどとはいえ、子供の頃住んでた街だ。
50年前の断片的な記憶と現実の街とが、意識の中を行き来する。
その不思議なデジャヴ感が面白い。懐かしさとはまた違った感覚だ。


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ここは川原町という一角。市内で最もレトロ感漂う通りだ。
ただ、ここは子供の頃の記憶にはなかった。
だから現地を歩いた時も、全く別の街に来ているような気分。

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坂がなく平べったいけど、とても風流な通りだった。

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ここも少しずつ面白い店が増えているという。古民家を改装したイタリアンの店など。
いいねぇ、こういう動きがあるという事は(^◇^)

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さて、昼間は『三輪流・ユニークCAFE放浪記』の世界だ!(笑)
一軒の面白そうなCAFEに入ってみる。町屋を改装した、蕎麦とスイーツの店。

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奥に細長くて小庭もある、町屋ならではの空間。ん~、趣があるなぁ。

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ここは2階もあって、その立体的な感触もとても良かった。BGMはJAZZ♪

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もちろん「スイーツ好き」としては、手造りケーキと紅茶を。
ココアパウダーでフォークのシルエットを作るとは、面白い発想だ。
更に、味の変化を生むアイスクリームも別添えで付いている懲りよう。
全体の味のハーモニー、そしてムースの舌触りも絶妙だった。

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紅茶はポットでたっぷりと。当然香りを楽しむストレートで!
ガラス製のカップもいいねぇ。深いオレンジの色がとても映えるし、口当たりも滑らかだ。

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岐阜市での夕食は3回。1回は食事自慢の老舗ホテル「十八楼」に泊まったので、
ここでは宿の料理を食べないとね。趣向が凝っていてなかなか満足のいく料理だった。
鉄分を多く含んだ温泉の湯も。

で、当然「ユニーク酒場放浪男(笑)」としては、
1日は古い蔵を改装した面白いタイ料理の店で。
もう1日は、例の郡上で聞いたお勧めバル。これが抜群だった! 

1階が気さくなバルで、2階が本格的なBAR.。
せっかくなので、タパスも食べれるし、落ち着いた方のBARでゆっくりとくつろぐ。
お~っ! この店のマスターの作るカクテルのキレに思わず唸る。。
料理もGOO。プリプリの食感のカキの煮込み料理が抜群だった。
マスターとスペイン談義に花が咲く。僕はこれから行くのだけどねっ♪

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岐阜市の2日間では、残念ながら1日が完全の雨日だった。
なので、鵜飼ミュージアム、県立美術館、名和昆虫館、歴史博物館などと、
インナーを中心に色々見て回ることに。(本当はもっと街を歩きたかったのだけど・・・)

昆虫館では、館長さんとじっくり話をすることに。
今年の4月に是非「春の妖精:ギフチョウ」を見てみたい!ということで、
貴重な情報をたっぷりと。実はまだ「自然の状態」では見ていないのだ(≧∇≦)

すると意外なことに、新潟の弥彦山でも見れるという。
行きたい所だったので、これは今年の4月旅のターゲットに!
子供の頃は昆虫を捕まえて標本ににする事もあったけど、
今はただ自然の状態で飛んでいるところが見たいだけだ。
「自然のまま」、それがとても貴重な事のように思う。
そしてその「情緒」を写真に収められればベスト! ダイビングで魚と一緒に泳ぐように。。

柳ヶ瀬にも触れておこう。今回はまさに『雨の降る夜は~』になって、とても感慨深いものに。
ただ、ここもかなりのシャッター街になっていた・・・。
でも古い看板が残っていたり適度にレトロな味もあり、ちらほらと営業している店もある。
だから僕的には、けっこう面白いと思った♪
なにせ流行歌の舞台になったほどの、繁栄の歴史を刻むアーケード街。
「廃墟のようなゴーストタウン状態」にも、ある種の「凄み」すら感じられる(@_@;)

そして今、リノベーションで若い人達を中心に、
ほんの少しずつだけど活気が生まれつつあるともいう。
けっこう面白く変貌するのかもしれないねぇ。

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最後に長良川。僕にとっては故郷(ふるさと)のような川だ。
50年前に比べれば汚れてきたとはいえ、まだまだ水はそれなりに綺麗だ。
ずっとこのままでいてほしい。。

岐阜市。のんびりとした中にもどっしりとした風格のある街だった。
また来たいと思う。今度は夏の鵜飼と、変化していくだろう川原町と柳ヶ瀬を見に。

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最終日は美濃市へ。駅舎も素朴で味があるなぁ。
 

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この町並みには正直驚いた。昔のままの景観が保たれていて、さしずめ「江戸の町」のよう。
これで車さえ通らないで、石畳の歩行者天国だったら最高なのに・・・。
店の前に、屋台やテーブル・イスを張り出させて、ねっ( ̄▽ ̄)b
今の100倍は面白い通りになる!

これは川原町や地元近くの川越でも言える事なのだけど、
車が通るたびにうざったく、全ての「上質な情緒」がぶち壊れる。。
観光客の車を遮断するのはある程度できるだろうけど、
やはり地元住民側の反対があって、なかなか「ホコテン」にするのは難しいという。残念だ。。

ちなみに、スイスのツェルマットでもイギリスのエジンバラでも、
メインストリートは観光客の為にしっかりと車を遮断していた。
だからホントに、これらは素晴らしく「イキ」な通りだった。
お店側の人は、是非そうなればと望んでいるようだけどねっ。
ん~、つくづくもったいないなぁと・・・。

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こんな店、のぞくだけでも楽しくなる。

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ん~、ジャパネスク!

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とある一軒の造り酒屋。

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中でイベントをやっていた。もちろん試飲も。
無料だったので、もう酒の種類をとっかえひっかえ、何杯もお代わりを!(爆)

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極めつけは、これだ!! 
まさに今樽から搾り出した生酒を、そのままビンに入れてくれるという。
これは初めて見た趣向で、そのアイデアに感心してしまった(´_ゝ`)y-~~~ 

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日本の「酒文化」は、「和食」と並んで、絶対に世界に誇れるものだと思う。
だって日本中、隅から隅までその土地ならではの地酒があり、
更にこれに百花繚乱の蒸留酒:焼酎までもが加わるのだ。もう無限だ!
こんな国は他にないだろう。
「ノンベ」としては、いい国に生まれたな、と(笑)

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ここは美濃和紙で有名な土地だ。とある店で、和紙で作るランタンの実演をやっていた。
「紙」は商業デザイナーにとっては、ほとんど「身内」のようなもの。
特に和紙の持つ手触りや風合いに、僕も昔から仕事にも反映させ、惹かれてもいたのだ。

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明かりを伴うと、がぜん和紙ならではのディティールが強調される。

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この町では毎年、一般公募する【和紙で作る「あかりアート」】という一大イベントを行っている。
その保存館にも寄ってみた。

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和紙だけで、これだけの作品が作れるとは・・・。

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この優しい光の世界にとても惹かれた♪
ふと、和紙を透過する光は「月」の光に似ていると感じた。
更にインスピレーションを膨らまし、こう定義付けよう。
全ての「レトロ文化」とは、「月の文化」と言えるのかもしれないと☆彡

力強い、外を向いたメジャーな文化は「太陽の文化」。
はかない、内を向いたマイナーな文化は「月の文化」。

太陽と月とは必ず関係性を持ちながら、常に拮抗関係を保っている。

「あかりアート」開催期間にはコンテストもあり、町もこれらの作品に埋め尽くされるという。
とても素敵な取り組みだ♪n

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そしてもちろん締めくくりは、一軒のレトロなCAFEで。
ホッと一息ついてのコーヒーブレイク。
ここでも、またまた店の人と、楽しくたっぷりと土地の話を。
ん?考えてみたら、どの店でもマスターと色々話をしたっけ(^_^;)
別に、仕事の取材で来てる訳でもないのにねぇ(笑)

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さてと、もっとゆっくりしていきたいけど、そろそろ帰りの時間だ。
後ろ髪を引かれる思いだ。でもこれも旅の宿命でもあり、必然。
仕事や日常も待ってるし、帰ってからも、また「次の旅」がある!( ̄▽ ̄)b


◇ ◇ ◇
仕事も終わってホッとできる、夜のこのひと時。
今、この岐阜の旅を想いながら言葉を綴っている。
そんな何ものにも束縛されない、静かで仄かな時間が好きだ。

旅の現場では、意識は「外」に向かう。そしてブログでは、心は「内」に向かう。
その表裏一体の関係性が面白い。
両方必要だからだ。だから旅のブログを書きたいと思うのだろう。

旅を通して蓄積されたリアルなイメージや匂い。それがギッシリと詰まっている「心の樽」。
その中から「言葉」という「ひしゃく」で、ほんの少しだけでもすくい取ってみたい。
すると、様々な想いやインスピレーションが蘇ってくるのだ☆彡
それは「酒精」のように醗酵され香りを放つ、珠玉のエキスのようなモノなのかもしれない。

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湧水の湧き出る素朴な城下町◆郡上八幡・2014年2月

 2014-03-10
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子供の頃、1~2年ぐらい岐阜市に住んでいた。小学校の低学年の頃。
その記憶は断片的ながら、驚くほど鮮明な映像として脳裏に焼き付いている。
最大のものは、長良川の感触。当時、水泳教室に通い、ここで泳ぎをマスターしたのだ。
その、川とは思えないほどの水深の深さと、驚くほどの水の透明度!
それは、その後の自分の人生(進路)をも決めてしまったかのように、今に繋がっている。

そして、鵜飼の神秘的なかがり火の朱色、エルヴェというケーキ店の生クリームの味、
柳ヶ瀬アーケード街のけだるい喧騒の誘惑、etc…。

その中でも特に鮮烈に覚えているのが、
金華山の隣にある水道山で遭遇した、幾種もの蝶の乱舞。
その「パラダイスの象徴」のようなシーンは、未だに夢に出てくるほどだ
そして家族で行った乗鞍の美しい白樺林で、初めてアサギマダラを捕まえた時の感動。
更に穂高山荘の詩情のある佇まいと、
夜の明かりに群がる妖艶な蛾の,
色彩のフラッシュ映像。。

もちろん当時から、昆虫たちの神秘性と造形美に憧れを持つ少年だった。
でもそれ以上に、自然そのものの「根源的な情緒」に惹かれていたのかもしれない。
それは「昆虫=完成された美」という媒介が、
「自然という神秘の懐(ふところ)」に入るための「ナチュラルゲート」そのものだったようにも思う。

今となってみれば、「美を扱う仕事=アートディレクター」に
付くキッカケが、もうすでにそこで産声を上げていたのだろう。


今回、岐阜を旅先に選んだのも、そんな甘酸っぱい郷愁がちょっぴりあったからだ。
岐阜市そのものに再度足を踏み入れたのは今回が初めて。50年ぶりぐらいになるだろうか。

旅の行程としては、郡上八幡に2日、岐阜市に2日、美濃市に1日と。
ボリュームがあるので、これを2回に分けてUPしてみる。
まずは旅の最深部でもある郡上八幡から。

ここでは、この町の持つ独特な匂い・詩情・造形美などに絞って、
自分の目線で語ってみようと思う。

もちろん郡上城にも登ったし、郡上八幡館でこの町の歴史や踊りの文化に触れたり、
小さな店で立ち食いしたコロッケや串カツ、郡上味噌が、べらぼうに美味かった(笑)と、
旅のエピソードは色々あるけど、ねっ☆[゜ー^]

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山間にある、小さくて素朴な城下町だった。

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坂の多い町は、それだけでいい。視線に躍動感が生まれるから。

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至る所に湧き水が。そして、ちょっとしたランタンにもセンスが感じられる。

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さりげない中に、しっとりとした潤いがあるなぁ。

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光と影に縁取られた水の流れ。

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普通にその辺にある看板ですら、とても風情を感じる。

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ただの民家の軒先にも。

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町を流れる長良川の支流:吉田川。
夏になると子供達が橋の上から飛び降りて遊ぶという。いいねぇ。

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この町の魅力は、この小道に凝縮されていると言っていい。

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今でもこの水路で、地元の人達が野菜や果物を洗ったりして利用しているという。

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ゆっくりと散策する。どこからか町の匂いが染み出てくる。

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鯉に混じって、ヤマメの姿も。水が綺麗な証拠だ!

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さて、夕食を何処にするか?
これが旅の重要なポイント。店を一つ一つ物色していく。

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結果、ここに決めた。町屋を改装したなかなかイカした店だ。下町バルかぁ。。
スペインの居酒屋「バル」に引っ掛けてるあたり、思わずニヤッとしてしまった。
古いものと新しいものとの融合。今、そこにとても惹かれる。
店長に『後で来ます』と告げて、散策の続きを。

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少しずつ日が暮れていく。この時間帯を見逃してはならない。
何故なら、最もその土地の情緒を感じる時なのだから。

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城下町では深くゆっくりと、時間が呼吸するように流れる。

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町が蒼く染まっていく。

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その蒼の色の変化を、最後まで見届けよう。

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トワイライトな時間帯から、漆黒の夜になるまでは…。

土着的な生活の匂いと、ホスピタリティのある観光地としての匂い。
その、ほど良いバランスの取れた、いい町だった。
夏の「徹夜踊り」の時にもう一度来たいと思う。今度は、町が一瞬の燃え盛りを見せる時に・・・。

この後、前述の「下町バル」へ。店内も「気さくなカフェバー」のような造り。
この土地の若い店長で、Uターンしてこの店を始めたという。
料理はタパス(スペインの小皿料理)だ。

その後、地元の人達が次から次へとやってきて、満席状態。
たまたま隣にいた人と、話が盛り上がりだした。
その土地の人と、旅にまつわる色んな話をするのは、最高の酒の肴(さかな)だ。
もはやBS-TBSの人気番組、「吉田類の酒場放浪記」の世界?(笑)
「三輪流・ユニーク酒場放浪記」といったところかなっ(´_ゝ`)y-~~~ 

けっきょく6時半から12時まで、じっくりと腰を据えて話をすることに。
いいねぇ、これだよ、これ!☆[゜ー^]
その土地の匂いを身にまとった、地元の人で賑わう酒場を楽しむ事こそ、重要な旅の彩り。
その店が個性的で斬新であればあるほど、旅のディティールが深くなる。

更に明日から行く、岐阜市のお勧め居酒屋を聞くことに。
ネットは所詮ネット。「情報の核心はリアルな現地で」というのが僕の旅のスタイルだ。
幾つか出た中の、とある一軒の店の名をメモする。そこも「○○バル」という名前だ。
これが今回の旅の重要な複線となっていく。

旅とは点と点を線で紡いでいく事。
近々行きたいと思っている、本場スペインの「バル」に想いを馳せて・・・。

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